マウスガードのお話
みなさん、こんにちは!荒井歯科医院スタッフの大竹です。
いつも、食べ物コラムを掲載していますが、今回は歯科らしいコラムにしようと思います。
みなさん、マウスガードという物をご存知でしょうか?
マウスガードとは、歯牙の表面に装着するプラスチックのプロテクターです。
一口にマウスガードと言っても、スポーツ用から治療用と様々な用途の物があります。
今回は、そんなマウスガードについてお話します。
まずスポーツ用マウスガードについてです。
スポーツ中に起こるケガから、大切なあなたの歯やお口の中を守ってくれるプロテクター(安全具)の役目をするものです。
衝撃から歯を守ることを目的に高性能な衝撃吸収材で作成されています。
一般的には上顎だけに装着します。ボクシングの場合は衝撃が大きいので、上下一体型の物になります。
スポーツによっては装着しなければならなかったり、色の指定もあったりします。
スポーツ店でも販売しておりますが、口内でフィットしないと逆に危険な場合もあります。
歯科医院で歯の型取りしたものを作ってもらうことをオススメします。
荒井歯科医院でも取り扱っているので、お気軽にご相談ください。
次に治療用マウスガードのお話をします。
治療用には、歯ぎしり防止用、顎関節症治療用、矯正治療用、睡眠時無呼吸症候群用、ホワイトニング用、フッ化物などの薬物塗布用など様々な物があります。
主な物を紹介いたします。
歯ぎしり防止用は厚さ1mm程度の薄いプラスチック製の物です。
就寝時に装着することで、歯ぎしりによる歯のすり減りを防ぎます。
続いて顎関節症治療用についてです。
突然ですが、みなさん顎関節症って何かご存知でしょうか?
顎関節症とは、歯の食いしばりや歯ぎしりなどが原因で起こることの多い、顎が痛む、口が開かない、顎を動かすと音が鳴るなどが生じる病気です。
基本的にはマウスガードを夜に装着して、防ぎますが、症状によっては昼間などにも装着されている方もいらっしゃいます。
最後に矯正治療用マウスガードについてです。
マウスガードを用いて歯並びを整える、マウスピース矯正という治療法があります。
食事と歯磨きの時以外は常に装着し、きつめの装着感がなくなったら、さらにきついマウスガードに交換します。
マウスガードの交換を繰り返して、徐々に歯並びを整えていきます。
治療用のマウスガードは、市販の物も販売されていますが、ご自身の症状に合ったマウスガードを装着することをオススメします。
繰り返しになりますが、荒井歯科医院はマウスガードも取り扱っていますので、気になる方、興味がおありの方は、お気軽にご相談ください。